あすなろの家では、「歩かなければ歩けなくなる」をモットーに、出来るだけ毎日お散歩に行くことを目標としています。
寒い日はしっかり防寒をして暖かいお茶を用意し、暑い日は首元を保冷剤でクーリングしてスポーツドリンクを用意していきます。
皆様の水分や塩分摂取量のバランスをみながら、熱中症には最大限の注意を払っています。
(もちろん体調や身体状態などからお休みしていただく時もございます)
なぜそこまでするのか----?
それは、出来るだけご自分の足で歩ける時間を延ばしたい、例え歩行が困難な方であっても、外気に触れ、季節の移り変わりを肌で感じていただきたい。そんな思いからです。
そして歩行機能を保っていくことが、介護者の方の負担軽減(一概にそう言えない場合もありますが)や、ご本人の自信に繋がっていくのではないかーー。
私たちはそのような思いから、雨の日以外はお散歩に出掛けるようにしています。
↑春や秋には、善福寺公園の見事な桜や太田黒公園の紅葉など、できるだけ季節感を感じられるところにお散歩に行きます。右の写真はあすなろの家のお散歩先としてはお馴染みの成宗児童遊園です。(近隣の皆様、いつも有難うございます。)
雨の日でお散歩に出られない日や午後の時間には、皆様それぞれが出来る活動をしていただいています。
「食べる喜びを元気に繋げたい。」そんな思いから、あすなろの家での活動は「食」に関することが多いのです。
例えば、おやつはほぼ毎日皆様とスタッフで手作りします。柚子・人参・ブルーベリー・猿梨・夏みかんなどを使ったジャム作り、蒟蒻芋を剥くところから始まる蒟蒻作り、大豆を鞘から出しての豆腐作り、あんこも小豆から作ります。夏恒例の紫蘇ジュースは、疲労回復効果に加え色もきれいで好評です。
完成した食品は、おやつやお昼ご飯で登場します。
その他、お裁縫や編み物の好きな方には布巾やマフラーの作成をお願いしたり、絵が得意な方にはスケッチや塗り絵をご用意し、ご自分の楽しめる活動をして頂けたらと思っております。
(活動やお散歩の様子は、フォトギャラリーもご覧ください)
↑杏を使ってジャムを作ります。
種の中から取り出した「仁」で作る杏仁豆腐も、とても美味しくできます。
↑あすなろで育った青じそです。この日はシソの実を取り、お昼の天麩羅にしました。